ニュースセンター
菱洋エレクトロ、kiwi technology製の暑熱環境向けWBGT監視システムを導入支援 豊田自動織機・長草工場で採用、製造現場データの一元管理により安全衛生向上に貢献
菱洋エレクトロ、kiwi technology製の暑熱環境向けWBGT監視システムを導入支援
豊田自動織機・長草工場で採用、製造現場データの一元管理により安全衛生向上に貢献
2025年9月30日
kiwi technology Inc.(本社:台湾台北市、代表取締役社長:Steve Lo)が開発した暑熱環境向けWBGT監視システムが、エレクトロニクス商社の菱洋エレクトロ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:中村 守孝)の支援により、株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:伊藤 浩一)の長草工場へ導入されました。
導入の背景
2025年6月1日より労働安全衛生規則が改正され、WBGT値が28℃以上または気温31℃以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超えて実施される作業環境において、熱中症を防止するための対策が事業者に義務付けられました。豊田自動織機の長草工場では、工場内のあらゆる作業場におけるWBGTをリアルタイムで計測して可視化し、複数工場の情報を一元管理できるシステムを求めていました。
kiwi technologyの暑熱環境向けWBGT監視システム
本システムは、LAS-603V2(温湿度センサー)とゲートウェイ、kiwi Cloudサーバーで構成されており、お客様の要望に合わせて各種の可視化ソフトウェアをカスタマイズすることで、現場環境を詳細に把握できる理想的なシステム構築を実現します。
主要機能:
- リアルタイムな環境監視(温度、湿度、WBGTを一括監視)
- 環境の急変をアラート通知(組織単位で自由にアレンジできる通知機能)
- バッテリー残量や通信のオフライン発生時のアラート通知
- クラウドベースのデータ管理
- 温度、湿度、WBGTのグラフ表示機能
- 日報、月報のCSV出力
- 複数工場の状態を一元管理
- 工場内マップ上での温度、湿度、WBGT表示(オプション機能)
システム導入により期待される効果
- WBGTの危険値検知による対策の迅速化:温度や湿度、WBGTを測定してアラート警告を発報することで、熱中症の発生リスクに対して現場が早期に対策を実施
- 作業環境に応じた業務最適化:蓄積データと計測値をその日の作業スケジュール調整や休憩時間設定に活用し、熱中症リスクの低減に貢献
- 安全管理体制の強化:複数工場のデータを一元管理して全体の傾向や対策を確立し、全工場で一貫した安全な作業環境を実現
株式会社豊田自動織機 コメント
自動車事業部 安全・総務部 ワーキングリーダー 平岩 耕司氏 「近年『地球沸騰化』とも表現される深刻な状況が続いています。当工場では、IoT技術を活用した製造現場の『暑熱環境の見える化』に向けた取り組みを通じて、従業員の熱中症リスクの早期把握および未然防止を強化し、安心して働ける快適な職場環境の実現を目指してまいります。」
kiwi technology Inc. コメント
取締役副社長 Peter Lin 「豊田自動織機様へ当社のシステムが導入されたことを大変光栄に思います。製造業界におけるリーディングカンパニーと共に積み上げた実績や培った知見を活かし、今後もより多くの企業の安全衛生管理の向上に貢献してまいります。」
関連リンク
プレスリリース詳細: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000041334.html
菱洋エレクトロ 製品情報: https://www.ryoyo.co.jp/info/products/34058/
※本システムは、作業環境の暑熱状態を測定し注意喚起を行うためのものであり、熱中症の発症を直接的に予防、診断、または治療することを目的とした医療機器ではありません。